実務翻訳とはどんな仕事なのか
実美翻訳の仕事には実にいろいろな内容の翻訳が有ります。
そうした実務の翻訳をしたいのならば、その分野に関する専門知識を持っているに越したことは有りません。
ですが、特定分野の専門家や実務経験者でなければ、実務翻訳ができない、と結論づけるのは早計です。
そして現在の情報化の波が非常に速い事も忘れてはいけません。
例えば昨日までは海外の仕事とは全く無縁だった企業や職場にも、国際化の波は容赦なく押し寄せています。
ある日突然外国語を目にするようになった、外国語が必要になった、ということも有るのです。
それは例えば海外から舞い込む E メールの処理に始まり、また日常的なオフィスワークの範囲にも、現在はこうした実務翻訳のニーズが潜んでいるのです。
例えば一つの文書の中で、機械技術やメカニック、それにマーケティングに言及している等複数の分野にまたがる翻訳仕事でしたら、絶対的な専門分野を一つ持っているよりも、個々の専門知識は多少浅くても寧ろ守備範囲が広い方が、翻訳をする際には対応しやすいかもしれません。
自分の得意分野を見つける
地味な仕事、小さな仕事でもそれを引き受けながら経験や知識を蓄積し、そうしておいて実務翻訳における自分の得意分野を見つけて、そして大きく育てていくことだっては十分可能な話なのです。
とある翻訳家が翻訳という仕事についてこのように話しています。
この翻訳家によると、翻訳の仕事には大きく分けて2種類有るそうです。
その一つは、多少の時間がかかっても、とにかくクオリティーの高い繊細な翻訳が求められる翻訳仕事です。
そしてもう一つは、多少雑でも構わないから、とにかく速く、大量に訳してほしいという翻訳仕事です。
この両者を比較した場合、前者は市場が極めて小さくそして競争も非常に激しくなっています。
超のつくほどの一流の翻訳者でなければなかなかやっていけない分野です。
その一方で後者の翻訳仕事でしたら、その市場は大きく、割と誰でも簡単に入っていくことができます。
しかし、後者の量と速さが勝負の翻訳仕事ばかりやっていたのでは、正直に言って5年も持てばよいところでしょう。
やがて消耗してしまって、翻訳者として限界が来るか、或いは翻訳者本人に嫌気がさして辞めてしまうケースが多いのです。
プロの翻訳者としてやっていくのならば、一流でなければ生き残れないというのが翻訳業界の実態だということだそうです。