メディア翻訳家になる

ところで皆さんが翻訳家を志しているとして、そしてメディア翻訳の専門家になりたいなら、どうしたらいいのでしょうか。

ここではメディア翻訳の業界について紹介していきます。

メディア翻訳の場合、その発注形態は媒体によってまちまちです。

例えばメディア翻訳の中でも大きなウエイトを占める映画やビデオ関係の場合、翻訳者がアプローチすべきは、直接の発注者である映画配給会社、或いは映画の日本語版制作会社となります。

同様に、テレビの場合は番組配給会社や日本語版制作会社、また音楽の歌詞対訳の場合は CD 制作会社や音楽系出版社、それに雑誌ならば出版社や編集プロダクションが、翻訳仕事の発注元となります。

このほか翻訳会社に登録していると、翻訳会社を通じてメディア翻訳の依頼が入ることも少なくないようです。

もし翻訳の業界に入ったばかりの新人が初めて翻訳の仕事を取ろうとする場合は、これらの発注元が翻訳者の実力を見るために行う所謂「トライアル」を受けることになります。

この「トライアル」に関しては、新聞や求人等に時々掲載される翻訳者の募集広告等を、こまめにチェックするようにしておきましょう。

また翻訳学校を利用するのも一つの手です。

従って翻訳学校も上手に利用したいものです。

プロの翻訳者と接点を持つ

翻訳学校では単に技術を教わるだけでなく、翻訳業界に明るい先生や、或いは既に第一線で活躍しているプロの翻訳者と接点を持つにも絶好の場であるからです。

翻訳学校の中には、翻訳のエージェントとしての機能を持つ学校さえ有ります。

従ってこれらの学校、或いは機会を積極的に活用するようにしておくといいでしょう。

そうすると人脈も広がって今後有利になることも有ります。

ちなみに気になるメディア翻訳の報酬ですが、テレビや DVD といった映像の分野では、通常素材の長さ(時間数)を元に計算されます。

もっとも媒体の種類、発注元の予算、それに翻訳者のレベルなど、翻訳の報酬金額はさまざまな要因で変動しますが、だいたいの目安としては10分につき5000円~2万円といったところでしょうか。

放送局に出向く仕事の場合は、1日のノルマが決まっていて、そして例えば4~5時間の拘束時間だとすれば1万7000円~2万円といったところでしょうか。

そして時給ベースの場合では1時間3000円からが目安となります。

それではメディア翻訳の専門家になりたいのならば、どういった方向で力を伸ばしていったらいいのでしょうか。

それにはまずリスニング・スキルと日本語力を磨くことです。

以下これについて少し補足をしておきます。